毎月上旬に発行していますカワイ米穀情報誌「遊食倶楽部」は身近な話題や
お米に関する豆知識食卓のアイデア商品紹介などをB4サイズに盛り込んだ広告紙です。
発行日からお客様や、半田市内の一部地域の方に新聞折込&手配りで配布しています。
                                    
2011年6月号

このたびの東日本大震災にて被災されました多くの方々に
お見舞い申し上げますと共に一日も早い復興を心より祈念申し上げます。

震災発生から3ヶ月程がたちましたが津波の被害や原発事故の影響など、
依然として、将来への不安を払拭できない状況が続く中、
福島県の米生産農家さんは田植えを始められたそうです。
お米を作っても場合によっては廃棄する事となるかもしれない、
でも逆に田植えをしない事は、
田んぼを捨てる事、
仕事を捨て、故郷を離れなくてはならなくなる。
そんな苦渋の選択で不安を抱えたまま、
例年通りの田植えを行われたと聞いております。
私達も今回の事故が一日も早く収束し、
この地で『日本の食』を支える、
未来ある明るい農業のフ復活を願うばかりです。

5月の福島応援キャンペーンでは
多くの方々にご賛同頂き、
ありがとうございました。
お陰さまで、
皆様のお気持ちと併せて当店と致しまして
6月7日、中日新聞社会事業団を通じ
義援金を送ることが出来ました。
ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

最近のお米事情
豊作と言われた平成22年産米(昨年の秋に収穫されたお米)ですが、震災以来状況に変化がありました。
今回の震災で東北の産地のお米はどうなったの?
  保管中のお米が津波などの被害を受けた宮城県や福島県浜通り地区などで約2万トン、
  この数字は日本全国の1ヶ月の米消費量の2%程と大きな被害は受けませんでした。


震災直後にどうして量販店のお米が売り切れでなくなったの?
  東北産地にて一時的に交通網や通信が寸断したために流通が乱れ入荷がストップし、
  その代わりに地震の影響を受けなかった北陸地方、東海地方などの産地に全国の問屋から
  注文が殺到しましたが、こちらもガソリン不足やトラックの確保がままならず
  出荷が追いつかない状態となり、
  一時的に新規受注をストップするなどでお米流通が機能しなくなり、
  中部地区でもお米不足現象が発生しました。
  又、それに追い討ちをかけるようなマスコミの過熱報道が、家庭用の米の買い溜めを誘発し、
  このような現象となったのです。


今年穫れるお米は大丈夫なの?
  この時期田植えが始まった23年度産米に付いては、
  今回の震災で水路や地割れ液状化などの被害を受け
  栽培ができなくなった地区、又は県でその分を他の地区、
  又は県間調整(秋田県、青森県、北海道などで代替栽培)の結果
  2万トンほどが予定数を下回った程で、ほとんど予定通りの作付けができる予定です。


お米七変化
米からできる粉はモチモチとしていて、その特徴を上手く使い、
色彩や形にこだわった繊細な和菓子として生まれ変わります。
そんな和菓子に使われている粉は、いったいどんなものなのか。
実はなかなか知られてないようです。
うるち米 米粉  うるち白米を水に漬けて粉砕し乾燥させたもの。
 弾力があり歯ごたえのあるだんごや柏餅などに向いています
 上新粉  米 粉の中でも粒子がきめ細かく良質なもの.  
 和菓子や洋菓子、パンなどに広く使用されています。
もち米 白玉粉  水に浸けたもち白米をすり潰して水にさらし、
 脱水してから押し固め乾燥させ顆粒状に砕いたものや
 わらかさと弾力を持ち
 なめらかな舌触りで、万能な和菓子材料.
 白玉だんご、和菓子の皮など。
  道明寺粉  干し飯の一種。
 もち米を蒸してから乾燥させ
 目の粗い石臼ですり潰したものでつぶつぶ感を生かした
 桜餅やおはぎを作るときに利用されています。
 細かく製粉されたものは「微塵粉」で、
 これを炒り上げたものが「落雁粉」
 「寒梅粉」はもち米を蒸して餅につき
 焼き上げ、粉末にしたもの。
 これらは干菓子や落雁用です。
うるち米かもち米か、という程度ではなく、水さらしや加熱工程の有無などまで
どれだけ手間暇のかかった工程を経て和菓子職人さんの手へと渡るのか、更に職人さんの手により、
それぞれの粉の特徴を生かした素晴らしい和菓子が作りあがるのですね。

こうして調べてみると、日本ってやっぱりお米の国なのだなと感じます。
いろんな和菓子を口にされる時、少し思い返してみるのもいいですね。